ソール・ライター写真展

2020.02.17 Monday | フォトライフ

2月上旬、NHKの日曜美術館で「永遠のソール・ライター」写真展が紹介されました。何気なく見ているうちにぐいぐい引き込まれて観に行きたくなり、さっそくその日の午後に渋谷のBunkamuraミュージアムまで出掛けてきました。

 

 

たいへん恥ずかしながら、永遠のビギナーな私は、この作家の名前も作品もこれまで全く知りませんでした。そんな私がテレビ番組の紹介で画面越しに見て惹き付けられ、直接作品を前にして感じたことは、

 

私が撮りたい写真は、これだ!

 

ということです。いい写真を見ると、たいていそう感じるという(苦笑)。

と同時に、この作家の街角から被写体を見つけ出す観察眼や、切り取るアイディア、構図と絞りの妙、チャンスを待つ忍耐力と逃さない瞬発力、そのどれをとっても

 

おまえにこの写真が撮れると思うなど、1000年早いわ!

 

ということも、容易に理解しました。

 

気になる方、手っ取り早く作品を観たい方は、ソール・ライター財団のサイトでかなりの数を観ることができます。

 

TV番組とWikiと写真展の展示で俄か勉強した得たソール・ライター個人史:

アメリカ人。1923年ピッツバーグ生まれ。厳格な学者の家庭に育ち、ユダヤ教の司祭になるべく神学校に通ったが芸術への想い断ち難く、画家を志して家出同然にニューヨーク・イーストビレッジに移住。都会の先鋭的な芸術家たちとの交流の中で写真を撮るようになり、ファッション写真家として成功。しかしやがて商業写真の制約に嫌気がさし、イーストビレッジの街で心のままに写真を撮る暮らしに隠遁。長らく写真界の表舞台から姿を消していたが、2006年になってその感受性豊かな都市写真が再評価され・・・

 

生い立ちや個人史を作品に重ねて観てなるほど思う点もありますが、そういうものを脇に置いてただ写真を観るだけで、都会の叙情をフレームに切り取り続ける淡々とした歩みの確かさと揺るぎなさに、圧倒されます。

 

会場での写真撮影は許されなかったので直接お見せできません。唯一、撮影OKだったのは作家の遺したアパートメントから持ち出されたと思しき身の回りの品々の展示。

 

作家は2013年に亡くなっていて、今回は日本で二度目の回顧展ということのようです。会期は3月8日までなので、チャンスがあればぜひ足を運んでいただくことをお勧めします。

 

この写真展の作品は、同期して出版された下記の本にすべて収録されています。というか、会場で「図録」としてこの本が売られていました(笑)。

 

2013年に映画作品「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」も公開されていました。2回目の回顧展にあわせて短期間の再上映があるそうです。それにしても、これまで何で知らずにいたんでしょうね。

 

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